COLUMNコラム

当たり前を疑え!僕が「牛乳」を買わなくなった理由

「牛乳=健康」という、作り上げられた常識

「カルシウムが豊富で骨を強くするから、毎日飲みなさい」 もしあなたが今もこの言葉を信じて、健康のために牛乳を飲んでいるとしたら、一度立ち止まって考えてください。

戦後、日本の食卓や給食に深く根付いた「牛乳習慣」。実はこれ、身体のメカニズムから見れば、不調を招く原因になりかねない側面を持っています。母乳の代わりとしての話ではありません。離乳してからもなお、大量生産された牛乳を飲み続けることの危うさについて、僕の考えをお伝えします。

身体の悲鳴を聞き逃してはいけない

牛乳に含まれるタンパク質の大部分を占める「カゼイン」。これは僕たち人間の胃腸にとっては、非常に分解しにくい厄介な成分です。 消化管でスムーズに処理されなかったカゼインは、腸壁を傷つけ、毒素となって血液を汚していく原因になります。これがいわゆる「リーキーガット(腸漏れ)」の問題です。

未消化の異質なタンパク質が血液に侵入すれば、身体は当然拒絶反応を起こします。それが喘息や鼻づまり、アトピーといったアレルギー症状を長引かせている正体かもしれません。

19歳の僕が直面した「真実」

偉そうなことを言っている僕自身も、かつては無知でした。 プロボクサーになった19歳まで、「背を高くしたい、体を強くしたい」と願い、毎日のように牛乳を飲み続けていたのです。

しかし、プロの世界で過酷な減量や本格的な体づくりを学ぶ中で、ある問いに出会いました。 「牛乳は、本来いったい誰の飲み物か?」

答えは明白でした。「子牛が急成長するための飲み物」です。 人間、ましてや大人が日常的に飲むものではないと魂レベルで理解した瞬間、僕は牛乳を断ちました。 驚いたのは、その後の変化です。幼少期から悩まされていた慢性的な鼻炎がすっかり消え、頻繁に起こしていた腹痛も激減したのです。以来20数年、僕は自分のために牛乳を買うことは一度もありません。

飲めば飲むほど骨が弱くなる?

「骨のために牛乳を」という言葉には、大きな矛盾があります。 牛乳に多く含まれるリンは、摂りすぎると体内のカルシウムと結びついて、そのまま体外へ排出してしまいます。つまり、飲めば飲むほど体内のカルシウムが奪われ、骨がもろくなったり、虫歯になりやすくなったりするリスクがあるのです。

事実、牛乳の摂取量が多い国ほど骨粗鬆症が多いというデータも存在します。カルシウム不足は精神面にも影響し、落ち着きのなさや意欲の欠如を招く一因にもなり得ます。

自分の身体は、自分で守る時代

なぜ、身体に負担をかけるものがこれほど推奨されてきたのか。そこには戦後の政治的背景や、巨大な利権が絡んでいます。母子手帳や給食の仕組みを通じて、僕たちは知らず知らずのうちに「牛乳教」を刷り込まれてきたのです。

もちろん、僕はすべての乳製品を「絶対悪」として排除しろとは言いません。僕自身、たまにソフトクリームなどの乳製品を嗜好品として楽しむことはあります。

大切なのは、「健康にいいはずだ」という思い込みで、身体に負担をかけ続けないことです。 日本人の身体には、小魚や海藻、大豆といった、もっと理に適ったカルシウム源が他にたくさんあります。 当たり前とされている習慣を一度疑い、自分の身体が発するサインを信じてみること。それが、真の健康を手に入れるための第一歩だと僕は確信しています。