『レセプター』
なんだか聞きなれない言葉ですね・・・
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なんだか聞きなれない言葉ですね・・・
受容体(じゅようたい、receptor)とは、生物の体にあって、外界や体内からの何らかの刺激を受け取り、情報(感覚)として利用できるように変換する仕組みを持った構造のこと。レセプターまたはリセプターともいう。下記のいずれにも受容体という言葉を用いることがある。
1.外界や体内からの刺激を受けとる器官のこと
2.外界や体内からの刺激を受けとる細胞のこと
3.外界や体内からの刺激を受けとる分子やその複合体のこと
これは、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
そう、某市販薬の必殺技ですね!
レセプターとは、体外、体内から刺激を受け取り、情報として利用できるように変換する仕組みを持った構造のことです。
たとえば、目は突然強い光を受けたとき、反射的にまぶたを閉じようとします。
これは、目が光という刺激を受け、脳にそれを情報として発信することにより、脳が光を遮断することを必要と判断するために起こる現象です。
この時、刺激を受け取り情報として発信するのは目ですので、目がレセプターということになります。
分子単位でも、レセプターは様々存在しそれぞれカギ穴のようないびつな形をしています。
花粉などのアレルゲンがここにはまり込むと、その刺激を受けたレセプターはその情報を遺伝子に向けて発信します。
そして、遺伝子によって異物として判断されると、これを排除する為に免疫反応が起きます。
この反応が過剰になったものがいわゆるアレルギーです。
しかし、前途のようにレセプターはカギ穴のうようないびつな形をしているので、そこにぴったりとはまり込む物質でなければ刺激を受け取ることはありません。
つまり、レセプターにはまり込み、刺激を与え、免疫反応を過剰にする可能性のある物質の事をアレルギー物質と私たちは呼んでいるのです。
皆さんが良く耳にする、『レセプターブロック』というのは花粉がレセプターにはまり込む前に刺激の弱い適合する物質を先回りさせ、レセプターにはめ込んでアレルギー反応を抑制することを目的としています。
例えばこの作用を応用して、Nrf2(ナーフツー)活性化を司るレセプターにぴったりとはまり込み刺激を与えることで、抗酸化酵素郡の増加をもたらしています。
遺伝子栄養学の勉強は非常に奥が深い…