ファスティングによるエネルギー転換の仕組み
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ファスティングでデトックス
カロリーを持つ三大栄素の供給がファスティングにより絶たれる為、体内にあるタンパク質や脂肪を糖質に変えてエネルギーが作られます。
その際に、壊された細胞内の毒素が排泄されます。
エネルギー転換のしくみ
1.三大栄養素、特に炭水化物(糖質)を最小限に抑える事でエネルギー源が減る
2.肝臓と筋肉のグリコーゲンが糖質をカバーする。半日程度で無くなる
3.体の筋肉からタンパク質を糖質に変換(糖新生)して補給する
4.また体脂肪は脂肪酸に分解されエネルギー源として補給される
5.脳のエネルギー源として体の体脂肪からケトン体が生成され、糖質の換わりとして補給される
このように、カロリーを持つ三大栄養素の供給がファスティングにより絶たれるため、体内のたんぱく質や脂肪を糖質に転換してエネルギーが途絶えないよう、細胞内ミトコンドリアに送り込まれます。
なぜ、好転反応が起こるのでしょうか。
肝臓や筋肉のグリコーゲンが枯渇すると、エネルギー源を筋肉のタンパク質を分解したアミノ酸と体脂肪を分解した脂肪酸とケトン体で補給します。
この筋肉や体脂肪の分解される細胞が古い細胞から壊されるので、この細胞の中に含まれている毒素が血液中に出てきます。
また、壊されない細胞も細胞内の変性タンパク質や不良ミトコンドリア、さらには細胞内に侵入した病原性細菌などを分解して浄化するシステム(オートファジー)が進み、さらに細胞内の毒素が血液内に排泄されます。
この血液に排泄された毒素や不良排泄物により、体の機能低下が起こり、好転反応が起こります。
一般に、不摂生な食事をしている人ほど強く出ます。
また、忙しくて体力が低下している人、肉や脂肪の多い食事を続けてきた人、食品添加物や加工食品を長く取り続けてきた人、もともと痩せている人、初めて断食する人は、好転反応が強く出る傾向があります。
ごく少数ですが、好転反応が全く出ない人もいます。
好転反応は、ファスティングをするほとんどの方になんらかの形で出るものなので、慌てなくても大丈夫です。毒素が体外に出れば治ります。むしろ、好転反応はファスティングに体が反応している良いサインと理解し、どんどんデトックスしましょう。
好転反応の種類
好転反応が多く出やすい人乱れた食生活、暴飲暴食の方
・忙しくて体力が低下している方
・肉や脂肪の多いものをよく食べる方
・加工食品、添加物、砂糖等を多く摂っている方
・もともと痩せている方
・初めて断食する方
・血糖値が安定しない方
※全く出ない人もいます
好転反応の対処法
・毒素が排泄される事による反応のため、基本的には休息を取り、乗り切る
・ぬるめのお湯で入浴し、ゆっくり体を温める
・寝る。(これが一番効果的です)
・発酵ドリンクを少量飲む
・お塩をなめる
・自然梅を食べる
太田式バイオハッキング指導では好転反応の症状に応じてアドバイスを行っています。著しい好転反応が起きないようなファスティングを推奨しており、準備食期間を含めて事前のカウンセリングでしっかりとアドバイスさせて頂きますのでご安心ください。